年末調整計算結果の確定方法をご案内します。年末調整データの計算後に確定処理をおこなうことで、過不足税額を年調清算月の給与(賞与)計算データに反映します。従業員ページへの源泉徴収票の公開や、顧問先事業所ページに源泉徴収票、源泉徴収簿を共有するためにも確定処理が必要です。
目次
・年末調整計算結果の確定処理とは
・確定処理の事前準備
・年末調整計算結果の確定方法
┗【年調結果反映後の注意点】
・計算結果の確定取消方法
┗【年末調整 確定取消の注意点】
年末調整計算結果の確定処理とは
▶年末調整データの計算後に計算結果を確定すると、年調清算月の給与(賞与)計算データに過不足税額が反映されます。
また、下記操作の事前準備としても確定処理が必要です。
・従業員ページへの源泉徴収票のWEB明細公開設定 (詳細は▶こちら)
・顧問先事業所ページへの源泉徴収票、源泉徴収簿の公開 (詳細は▶こちら)
確定処理の事前準備
年末調整計算結果の確定処理には年調清算月の給与(賞与)データの確定が必要です(単独年調の場合を除く)。
年調清算月の給与(賞与)が確定していない場合は、年調計算後、背景が黄色で表示されます。年調清算月の給与(賞与)データの確定後、再度年末調整計算をおこない、背景が白色表示に切り替わることを確認してください。
既に年調清算月の給与(賞与)データを確定済にも関わらず黄色表示される場合は、「年調結果」欄で年調結果反映月が正しく登録されているかご確認ください。(※年調結果反映月の考え方については▶こちらをご確認ください。)
年調結果反映月を修正する必要がある場合は、「▶年調結果の清算方法を変更」をおこなってください。変更後、再度年末調整計算をおこない、背景が白色表示に切り替わるかご確認ください。
年末調整計算結果の確定方法
- 「確定」をクリックします。
- 年末調整 確定フォームが表示されます。計算結果を確定する従業員を選択し「保存」をクリックします。
乙欄適用者や退職者、給与等の金額が2000万円を超過する等で「年調しない」従業員についても、確定処理の対象者として表示されます。確定処理をすることで「年調する」従業員と同様に、従業員ページへの源泉徴収票のWEB明細公開設定や、顧問先事業所ページに源泉徴収票、源泉徴収簿を共有することができます。
- 「年末調整を確定します。よろしいですか。」を「OK」します。
- 年末調整画面上で、「年調する」欄が「〇」「×」⇒「済」に変わります。
- 「年調する」従業員については、年末調整計算結果の反映先に指定した確定給与(賞与)データに、年末調整の過不足税額が反映されます。(※「単独年調」の場合、FORROUでは還付明細書のみの出力には対応しておりません。)
【年調結果反映後の注意点】
年末調整計算を確定し、過不足税額を反映後に反映先給与(賞与)計算データの確定を取り消し、給与(賞与)の再計算をすると、年末調整欄に表示されていた過不足税額が削除されます。給与(賞与)データに、過不足税額を再度反映させるためには、下記の操作方法で年末調整データの確定取消後、再度「確定」をおこないます。
計算結果の確定取消方法
【年末調整 確定取消の注意点】
※年末調整計算を確定し、給与(賞与)データに過不足税額を反映済みの場合は、年末調整計算を確定取消することで給与(賞与)データの過不足税額が削除され、年末調整項目欄は空欄となります。年末調整データを修正後に再度年調確定処理をすることで、修正した過不足税額が反映先給与(賞与)の年末調整欄に反映されます。WEB明細公開済みの場合は、年末調整の確定・取消処理と連動してWEB明細上の年末調整項目等が更新されます。
※年末調整計算の確定取消をおこなうと、源泉徴収票のWEB明細公開設定が解除されます。年調データの修正などの必要な操作を完了後に年末調整の確定処理をし、再度、源泉徴収票の▶WEB明細の公開設定をおこなってください。
- 「取消」をクリックします。
- 年末調整 確定取消フォームが表示されます。年末調整の確定を取り消しする従業員を選択し「保存」をクリックします。
- 「年調の確定を取消します。よろしいですか。」を「OK」します。
- 確定が取り消しされ、「年調する」欄が「済」⇒「〇」や「×」表示に変わります。
<関連記事>
▶年末調整データの計算方法