事業所計算式画面の計算作成タブは、既定項目で設定されている基本の計算式とは異なる計算式を作成する場合や、さまざまな条件分岐に対応する計算式を設定したり、計算式を初期設定(基本の計算式)に戻したりする際に利用します。
目次
・計算作成の手順
・計算作成時に利用できる項目
・作成した計算式を確認するには
・作成した計算式を基本の計算式に戻すには
計算作成の手順
手順1.給与/賞与を選択する
計算式を作成する項目の区分を給与、賞与から選択します。
手順2.項目グループを選択する
項目グループを支給、控除、計算単価から選択します。
手順3.作成項目を選択する
計算式を作成する項目を選択します。手順2で選択した項目グループの項目がプルダウンに表示されます。
※作成項目を選択すると現在の計算式欄および直接作成欄に、現在設定されている計算式の内容が表示されます。
- 現在の計算式欄=直接作成欄に表示されている計算式の日本語訳が表示されます。利用している勤怠項目や単価などを文字で表示します。
- 直接作成欄=設定されている計算式を表示します。
手順4.作成方法を選択する
FORROUでは計算式の作成方法を以下の4つから選んで作成します。選択した方法により計算作成画面が切り替わります。
それぞれの作成方法別の操作手順は▶計算作成タブの作成方法別操作手順をご覧ください。
【直接作成】 枠内にカーソルを合わせながら「計算作成時に利用できる項目」を組み合わせて自由に計算式を作成できます。複雑な計算式を自由に組んだり、既存の計算式の1部分のみ変更したりする場合にお勧めです。
【条件分岐】
条件により分岐する計算式を作成できます。IF文を使った「もし“A”なら“a“、それ以外は"b"」という計算式を作成します。
【給与区分ごとの設定】
給与区分(月給者、日給者、時間給者)によって条件分けをして計算式を作成できます。
【部署ごとの設定】
所属部署によって条件分けをして計算式を作成できます。
手順5.計算式を作成する
手順4.で選択した作成方法に従って計算式を作成します。詳細は▶計算作成タブの作成方法別操作手順をご覧ください。
※計算式作成途中でやり直したい場合は、クリアをクリックすると計算式の条件がリセットされます。
手順6.最終端数処理を選択する
計算式の結果で円未満の端数が発生した場合の処理方法を「処理しない」「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」から選択します。
手順7.計算式を確認後、「保存」する
作成した計算式を確認後、右上の「保存」をクリックして設定内容を保存します。「保存」をクリックせずに画面を切り替えると設定内容は保存されません。
※「保存」をクリックした際に、計算式として成り立たない場合(例えば括弧の数が合わない等)はメッセージが表示され保存できません。計算式を見直してから再度保存してください。
計算作成時に利用できる項目
計算式作成で利用できる項目は、以下の通りです。項目を選択してダブルクリックすると計算式作成枠内に表示されます。(枠内のカーソル位置に挿入されます。)
※E:等号・符号のみワンクリックで枠内に表示されます。
項目名 | 説明 |
---|---|
A:従業員情報の登録値 | 従業員情報で登録されている固定値 |
B:勤怠データ | 給与入力計算画面で入力する勤怠データ(時間や日数、回数など) |
C:率・単価等 | 給与マスタ>▶係数単価タブで設定されている会社給与・賞与項目および、給与(賞与)項目>個人項目の計算で求められた計算単価(時間外単価、欠勤単価、遅早単価など) |
D:計算結果・入力項目 | 手当・控除額など、計算で求められた結果および給与マスタ>▶係数単価タブで追加した給与(賞与)項目>入力項目の入力値 |
E:等号・符号 | 計算で利用する計算記号 ×(掛け算) +(足し算) ÷(割り算) ー(引き算) ()(カッコ) ,(カンマ) <>(等しくない) =(等しい) <(より小さい) <=(以下) >(より大きい) >=(以上) |
F:関数 | IF(,,) SUM() AND() OR() MAX() MIN() MOD(,) INT() ROUNDDOWN(,) ROUNDUP(,) ROUND(,) |
作成した計算式を確認するには
作成した計算式の確認は計算式>計算確認画面でおこないます。計算確認画面の利用方法は▶計算確認タブの利用方法をご覧ください。
作成した計算式を基本の計算式に戻すには
計算作成画面で、基本の計算式に戻したい項目を作成項目から選択します。
直接作成画面の「基本の計算式に戻す」をクリックすると、以下の状態に戻ります。計算式の内容を確認して「保存」します。
- FORROUのシステム既定項目の場合 ⇒ FORROUの初期設定の計算式に戻ります。
- 給与マスタで追加した項目の場合 ⇒ 計算式がクリアされ設定されていない状態に戻ります。