特定の給与手当項目を労働保険の対象外手当とする方法をご案内します。労働保険の対象外手当とすることで、年度更新処理時に対象手当を除外して計算をおこなえます。
目次
・給与計算開始前に労保対象外手当を設定する
・除外設定をせずに給与確定した場合
┣除外設定をおこない給与を再計算する
┗年度更新データ作成画面で労保対象額を手修正する
給与計算開始前に労保対象外手当を設定する
給与計算開始前に、給与マスタで労保対象外手当の設定をおこないます。事前に設定をおこなうことで、労保対象額の集計時に除外されます。
- 給与マスタ>手当・控除タブを表示します。「編集」をクリックします。
- 労働保険対象外手当の「労保対象外」欄にチェックをいれ「保存」します。
除外設定をせずに給与確定した場合
労保対象外手当の設定をせずに給与確定をおこなった場合は、下記の2通りの方法で修正をおこないます。
A 除外設定をおこない給与を再計算する
こちらの操作には確定済み給与(賞与)データの「確定取消」が必要なため、WEB明細公開済みの場合は再度WEB明細公開設定が必要です。回避する場合は▶年度更新データ作成画面で労保対象額を手修正して対応してください。
- 事前に給与マスタ>手当・控除タブで労保対象外手当を設定します。
- 確定済給与データの確定取消をおこないます。サイドメニュー「給与賞与」>登録一覧より、確定済の給与データを選択します。
- 給与入力計算画面の「確定取消」をクリックします。
- 計算結果確定取消フォームで内容を確認後「確定取消」をクリックします。
- 状態が「確定」から「計算中」に変わります。
- 「条件変更」から「給与計算時必要なマスタを現在の状態にする。」にチェックを入れて「保存」します。
- 再度「計算」をおこないます。
明細入力で一部計算を実行している従業員で、再計算の対象から除外する場合は労働保険対象額は修正されません。この場合は年度更新データ作成画面で▶労保対象賃金の直接修正をおこなってください。 - 「明細入力」画面の下部で労働保険対象額が変更されていることを確認できます。
- 「確定」をおこないます。
B 年度更新データ作成画面で労保対象額を手修正する
操作方法詳細は▶労働保険対象賃金の修正方法をご確認ください。