年度更新データ作成画面では、確定済み給与(賞与)データの労働保険対象手当と労保/雇保区分をもとに算定基礎賃金を集計し、申告書データを作成します。
目次
・年度更新データ作成画面でできること
・年度更新データ作成画面の表示方法
・年度更新データ作成画面のヘッダー項目
┣ヘッダー表示項目
┗ヘッダー詳細項目
・年度更新データ画面の構成
┣「区分修正」「再計算」「申告書プレビュー」
┣集計結果確認
┣労働保険申告書
┣労働保険集計結果
┗保存・申請
年度更新データ作成画面でできること
労働保険の年度更新データ作成画面からは以下の操作が可能です。
- 算定基礎賃金集計結果の確認・編集
- 算定基礎賃金集計表の出力
- 労働保険申告書データの編集
- 労働保険申告書のプレビュー機能
- 労働保険集計結果の確認
- 年度更新データの電子申請 (2024年6月中旬リリース対応予定)
- 年度更新データの電子申請 (2024年6月中旬リリース対応予定)
一括有期事業の年度更新データ作成画面については▶こちらをご確認ください。
年度更新データ作成画面の表示方法
- 事業所一覧右上の「年度更新」をクリックします。
- 年度更新管理画面が表示されます。
- 「事業所名」をクリックすると事業所情報画面が表示されます。データ部分をクリックします。
- 年度更新データ作成画面が表示されます。
年度更新データ作成画面のヘッダー項目
ヘッダー表示項目
ヘッダー部分には労働保険料の集計処理に必要なデータが表示されます。
項目名 | 説明 |
---|---|
集計 | ・自動:基本情報>給与計算規定>「年度更新の起算月」を起点に12ヶ月分の確定給与(賞与)データから自動集計されます。 ・直接編集:算定基礎賃金集計結果を編集した場合、赤字で「直接編集」と表示されます。 |
最終集計日時 | 最終集計した年月日時と 「事務所スタッフ名」が表示されます。 |
労働保険番号 | 労働保険番号が表示されます。クリックすると事業所情報>労働保険タブが別タブで表示されます。 |
チェックステータス | 現在のチェックステータスが表示されます。鉛筆マークをクリックすることで、チェックステータスを変更できます。選択できるステータスは「1.データ確認完了」「2.作成完了」「3.検品完了」「4.申請」「5.納品」の5種です。選択した内容は年度更新管理画面の「チェックステータス」欄にも反映されます。 「5.納品」を選択すると、年度更新管理画面の「納品日」に操作年月日、「納品者」に操作した「▶事務所スタッフ名」が入ります。 |
申告済概算保険料 | 申告済概算保険料が表示されます。鉛筆マークをクリックすることで、申告済概算保険料を変更できます。 |
メモ | 登録されているメモの内容が表示されます。鉛筆マークをクリックすることで、メモの内容を編集できます。登録できる文字数の上限は100文字です。 |
ヘッダー詳細項目
ヘッダー部分のをクリックするとより詳細な情報が表示されます。
項目名 | 説明 |
---|---|
区分変更(人) | 確定給与(賞与)データで、確定処理年度内に労保雇保区分を変更した従業員の人数が表示されます。 (例) ・確定処理年度内にパート⇒正社員になり、労保/雇保区分を「労1雇0」⇒「労1雇5」へ変更した。 ・確定処理年度内に正社員⇒役員になり、労保/雇保区分を「労1雇5」⇒「労2雇6」へ変更した。 ※区分修正画面で修正した人数は含みません。 |
労雇区分0(人) | 労保/雇保区分ともに「0該当なし」の従業員の人数が表示されます。 |
翌月支給手当 | 確定済み給与の計算時に、給与マスタ>▶手当控除タブの「翌月支給メモ」にチェックが入っている手当があった場合、「翌月支給手当」欄に「有」と表示されます。年度更新処理における労働保険対象賃金の集計には加味されませんので、メモ機能としてご活用ください。 |
3月賞与支給予定 | 事業所情報>▶社会保険タブの「賞与支払予定月」の「3月」にチェックがある場合に「有」が表示されます。 |
出向 | 事業所情報>▶労働保険タブの「出向対象者」欄に登録がある場合は「○」が表示されます。 |
メリット制 | 事業所情報>▶労働保険タブ>労働保険マスタの「メリット増減率(確定)」「メリット増減率(概算)」の登録がある場合に「〇」が表示されます。 |
従業員数(人) | 確定処理年度に在職している従業員のうち、従業員情報>▶社保労保タブ>労災保険/雇用保険区分設定の労災保険区分が「1 常用労働者」「2 役員で労働者扱いの者」「3 臨時労働者」の人数が表示されます。(在職判定は従業員情報>基本情報タブ>退社年月日でおこないます。) |
被保険者(人) | 確定処理年度内の雇用保険被保険者のうち、従業員情報>▶社保労保タブ>労災保険/雇用保険区分設定の雇用保険区分が「5 被保険者」「6 役員で被保険者扱いの者」の人数が表示されます。(雇用保険被保険者判定は「雇用保険取得年月日」と「雇用保険資格喪失年月日」でおこないます。) |
年度内取得者(人) | 確定処理年度内に雇用保険資格を取得した人数が表示されます。 |
年度内喪失者(人) | 確定処理年度内に雇用保険資格を喪失した人数が表示されます。 |
納付回数 | 事業所情報>▶労働保険タブ>労働保険マスタの「納付回数」を表示します。(「自動(3回)」「一括」) ※「自動」を選択した場合、集計後の納付回数は「労働保険集計結果」を確認してください。 |
特掲事業所 | 事業所情報>▶労働保険タブ>労働保険マスタの「特掲事業」を表示します。(「該当する」「該当しない」) |
年度更新データ画面の構成
メイン画面は下記A~Eの5つの項目で構成されています。各項目の操作方法詳細は下記ご案内よりサポートサイトをご確認ください。年度更新処理の流れについては▶こちらをご覧ください。
A「区分修正」「再計算」「申告書プレビュー」
B「集計結果確認」
C「労働保険申告書」
D「労働保険集計結果」
E「保存・申請」
A 区分修正・再計算・申告書プレビュー
【区分修正】
区分修正画面から下記の操作をおこないます。
▶労保雇保区分の修正
▶労働保険対象賃金の修正
【再計算】
労働保険情報など事業所マスタを変更した場合に「再計算」をおこないます。「再計算」をおこなうと、最新のマスタ情報をもとに算定基礎賃金集計結果及び、労働保険集計結果が集計されます。
以下の場合は「保存」するタイミングで自動で「再計算」がおこなわれますが、集計結果が切り替わらない等、必要に応じて「再計算」をおこなっても差し支えありません。
・算定基礎賃金集計結果を編集した場合
・区分修正画面から労保雇保区分の修正や労働保険対象賃金を修正した場合
・労働保険申告書欄で編集した場合
【申告書プレビュー】
労働保険申告書のプレビューをおこないます。
▶労働保険申告書のプレビュー方法
B 集計結果確認
・基本情報>給与計算規定>「年度更新の起算月」を起点に12ヶ月分の確定給与(賞与)データを自動集計した結果が表示されます。詳細は▶こちらをご確認ください。
・算定賃金集計結果の編集をおこなう場合は「編集」をクリックし▶集計結果編集画面から編集をおこないます。
算定基礎賃金集計表の出力は「出力」をクリックし▶算定基礎賃金集計表の出力画面からおこないます。
C 労働保険申告書
労働保険申告書の設定をおこないます。
▶労働保険申告書データ編集フォームの操作方法
D 労働保険集計結果
算定基礎賃金集計結果をもとに計算した労働保険申告書に記載する労働保険集計結果データを表示します。
・ 事業所情報>▶労働保険タブ>労働保険マスタの「納付回数」を「自動」としている場合は、概算保険料額に応じて納付回数(1回/3回)を自動で判定します。
・確定保険料・保険料率は、事業所情報>▶労働保険タブ>労働保険マスタの「メリット増減率(確定)」を加味した集計結果が表示されます。
E 保存・申請
年度更新申請データの作成と申請をおこないます。
▶年度更新申請データの申請方法 (申請機能は2024年6月中旬リリース対応予定)