労働保険の年度更新処理で、労働保険申告書データを編集する方法をご案内します。
目次
・労働保険マスタの設定について
・労働保険申告書編集フォームの操作方法
・事業所情報の労働保険マスタを変更したときの注意点
労働保険マスタの設定について
年度更新処理の労働保険料集計は、事業所情報>労働保険タブ>労働保険マスタ>労働保険番号ごとの設定内容を元に集計されます。年度更新データ作成画面の「労働保険申告書」編集フォームでは、労働保険マスタ以外の集計関連項目を設定します。
労働保険マスタ (事業所情報>労働保険タブ) |
労働保険申告書編集フォーム (年度更新データ作成画面) |
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労働保険料集計に関わる項目を設定します。 【労災保険】 【雇用保険】 【労働保険マスタ】 |
左記以外、下記の項目を設定します。 ・概算保険料の賃金総額が確定処理年度の賃金総額と異なる場合の設定 ・申告済保険料が「確定保険料+概算保険料+一般拠出金」の合計を超える場合の設定 ・事業廃止の設定 |
労働保険申告書編集フォームの操作方法
- 年度更新管理画面から、該当事業所の▶年度更新データ作成画面を開きます。
- 「労働保険申告書」欄のをクリックします。
- 「編集」をクリックします。
- 労働保険申告書フォームが表示されます。下記の項目を適宜選択します。
項目名 説明 概算保険料の賃金総額(算定基礎額) 該当する項目を選択します。
・前年と同額
・前年と変わる【前年と変わる場合】
概算保険料の賃金総額を確定処理年度の賃金総額から変更する場合は、「労働保険料(に対する賃金総額)を入力する」か「労災保険料と雇用保険料(に対する賃金総額)を入力する」か選択し、賃金総額を入力します。・労働保険料(に対する賃金総額)を入力する
・労災保険料と雇用保険料(に対する賃金総額)を入力する※2024年6月12日にお知らせした不具合は、6月13日のメンテナンスにて解消しております。詳細は▶こちらをご参照ください。
申告済保険料が確定保険料+概算保険料+一般拠出金の合計を超える場合 申告済保険料が「確定保険料+概算保険料+一般拠出金」の合計を超える場合は、「超える部分を還付する」「概算保険料で調整し還付金を0(ゼロ)にする」のいずれかを選択できます。
・超える部分を還付する :事業所情報>労働保険タブ>労働保険マスタ「充当意思」の設定をもとに、還付額を集計します。
・概算保険料で調整し還付金を0(ゼロ)にする:還付額が発生しないように概算保険料で調整する場合は、こちらを選択します。概算保険料の賃金総額(算定基礎額)で「前年と同額」とした場合のみ選択できます。
この場合、事業所情報>労働保険タブ>労働保険マスタ「充当意思」の設定に関わらず「3 労働保険料及び一般拠出金に充当」として処理されます。※事業所情報>労働保険タブ>労働保険マスタで、「還付金調整:還付する/しない」「充当意思」の設定を変更した場合は、年度更新データ作成画面上部の「再計算」をクリックしてください。
廃止 事業廃止の場合は、事前に事業所情報>▶労働保険タブ>労働保険マスタの「充当意思」で「一般拠出金のみ充当」を選択しておきます。
「廃止する」にチェックを入れ、下記を設定します。
・「前年と同額」
・「越える部分を還付する」
・「廃止年月日」を設定します。
・廃止理由を「 (1)廃止」「 (2)委託」「 (3)個別 」「(4)労働者なし」「(5)その他」から選択します。 - 「保存」をクリックします。
- 「労働保険集計結果」に反映されます。
事業所情報の労働保険マスタを変更したときの注意点
事業所情報>労働保険タブの情報を変更した場合は、年度更新データ作成画面上部の「再計算」をクリックし、修正内容を集計結果に反映させます。
労働保険料集計に関わる労働保険マスタ項目
【労災保険】
・労災種類の分類
【雇用保険】
・雇用保険料率 事業の種類
【労働保険マスタ】
・メリット増減率(確定)
・メリット増減率(概算)
・納付回数:「自動」「一括」
・還付金調整:「還付」「還付しない」
・特掲事業:「該当する」「該当しない」
・充当意思:「労働保険料及び一般拠出金に充当」「一般拠出金のみ充当」「労働保険料のみ充当」
・保険料納付区分:「口座振替」の場合はチェックボックスにチェックを入れます。
(詳細は▶労働保険マスタをご確認ください。)