年の途中で扶養控除等(異動)申告書の提出先を変更し、甲欄・乙欄の課税区分を変更した場合、「甲欄で計算した期間」と「乙欄で計算した期間」それぞれの源泉徴収票を分けて出力する方法についてご案内します。
目次
・事前準備
・「甲・乙分割」で源泉徴収票を作成する方法
・源泉徴収票の出力方法
・源泉徴収票のWEB明細公開方法
事前準備
従業員情報>税・保険料等タブ>課税区分欄で「甲」「乙」を登録した上で、各月の給与(賞与)計算・確定をおこないます。給与(賞与)計算データ領域ごとに、計算時に従業員情報に登録されていた課税区分が保持されます。
※課税区分が変更になっている場合でも、「甲の期間」と「乙の期間」どちらかの期間の総支給金額が0円の場合は、出力時に甲・乙分割対象者として表示されません。
「甲・乙分割」で源泉徴収票を作成する方法
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▶事業所画面のサイドメニュー>年末調整>新規年調をクリックします。
※既に本年の新規年調を作成されている場合は「登録一覧」から、該当年度のデータを選択し、手順3へ進みます。
- 年末調整新規設定画面が開きます。下記項目を選択し、「新規作成」をクリックします。
・年調処理年度:本年をプルダウンから選択します。
・給与規定グループタブ:年調結果の処理方法をプルダウンから選択します。(年末調整における「本年/翌年」「年調清算月」の考え方については▶こちらをご参考ください。)
- 年末調整画面が表示されたら、出力帳票欄の「源泉徴収票退職者」をクリックします。
- 源泉徴収票画面が表示されるので、「出力条件」をクリックします。
- 「甲・乙分割」を選択します。対象者リストから源泉徴収票を出力する従業員を選択し、「甲出力」もしくは「乙出力」を選択し「OK」をクリックします。摘要欄を変更する場合は「摘要欄」を直接編集します。(180文字以内、4行以内で入力します)
※課税区分が変更になっている場合でも、「甲の期間」と「乙の期間」どちらかの期間の総支給金額が0円の場合は、出力時に甲・乙分割対象者として表示されません。
※過去に作成した履歴がある場合は「甲作成年月日」「乙作成年月日」に作成年月日が表示されます。対象者の従業員情報や給与データを変更し、再出力する場合は「保存データを上書きする」にチェックを入れて出力をおこなってください。
- 源泉徴収票が表示されます。
源泉徴収票の出力方法
PDF出力をする
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をクリックします。
- 適宜出力設定をし、「エクスポート」をクリックします。
- 保存先を選択し、ファイル名を必要に応じて任意の名称に変更したうえで、「保存」をクリックします。選択した保存先にPDFが出力されます。
印刷をする
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をクリックします。
- 送信先として印刷するプリンタを選択し、部数やカラーなど印刷設定を確認したうえで「印刷」をクリックします。
個別PDFを出力する(※試用版機能)
をクリックすると、従業員別に明細PDFを作成しZipファイル形式でダウンロードされます。
※当機能は試用版です。必ず出力結果を確認後、ご利用ください。
源泉徴収票のWEB明細公開方法
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をクリックします。
- 従業員マイページ公開設定画面が開きます。公開対象者と 公開開始日時を選択し、「を設定する」をクリックします。
- 公開開始日時が反映されたことを確認し、保存をクリックします。
- WEB公開設定が完了しましたと表示されたら設定完了です。
【WEB明細の公開開始日時の確認方法】
WEB明細の公開開始日時を確認する場合は、源泉徴収票画面のをクリックし、従業員マイページ公開設定を開き「公開済みを非表示」のチェックを外すことで確認できます。
WEB明細の公開取消方法は▶こちらをご確認ください。
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