年末調整による過不足税額を、源泉納付書の「年調不足超過額」欄に反映する場合、年調不足超過額の納付をおこなう区分月によって設定方法が異なります。
下記A・Bいずれのケースかご確認いただき、操作をお願いいたします。
- A:年末調整による過不足税額を当年で納付する場合
-
B:年末調整による過不足税額を翌年に繰り越す場合
┗前年過不足人員・税額欄に「年末調整による過不足税額で翌年に繰り越したもの」欄の金額が表示されない場合
A:年末調整による過不足税額を当年で納付する場合
年末調整による過不足税額を翌年に繰り越さず、本年12月納付等の区分で年調不足超過額を納付する場合は下記の操作で対応します。(12月支給給与で納付する場合を例にご案内します。)
- 12月支給分給与計算の確定後に、サイドメニューの計算処理>年末調整から本年の年末調整データを開き、年末調整計算後に「(年調)確定」をおこないます。
- 年末調整画面の支払内訳書をクリックします。
- 支払状況内訳書をクリックします。
- 年末調整による過不足税額を確認し、手元に控えておきます。
- .サイドメニューの計算処理>給与賞与から12月支給分給与データを開き、源泉納付書をクリックします。
- 源泉納付データ画面で「編集」をクリックし、手順4で控えた前年過不足人員・税額欄を12月納付データ行に入力し「保存」します。
- 源泉納付書画面で12月納付データを表示すると年調不足超過税額が反映されていることを確認します。
B:年末調整による過不足税額を翌年に繰り越す場合
年末調整による過不足税額を翌年に繰り越し、翌年1月納付等の区分で年調不足超過額を納付する場合は下記の操作で対応します。(1月支給給与で納付する場合を例にご案内します。)
- サイドメニューの計算処理>年末調整から過不足税額を確認する年の年末調整データを開きます。年末調整計算が確定していることを確認し、支払内訳書をクリックします。
- 支払状況内訳書をクリックします。
- 年末調整による過不足税額を確認し、手元に控えておきます。
- 支払内訳書画面の「編集」をクリックします。
- 「年末調整による過不足税額で翌年に繰り越したもの」欄に手順3で確認した情報を入力し「保存」します。
- 「支払状況内訳書」をクリックし、「年末調整による過不足税額で翌年に繰り越したもの」欄に反映されていることを確認します。
- サイドメニューの計算処理>給与賞与から1月支給分給与データを開き、源泉納付書をクリックします。
- 源泉納付データ画面の1月納付データ行の前年過不足人員・税額欄に手順5で登録した「年末調整による過不足税額で翌年に繰り越したもの」が表示されていることを確認し、「編集」>「保存」の操作をおこないます。
【前年過不足人員・税額欄に「年末調整による過不足税額で翌年に繰り越したもの」欄の金額が表示されない場合】
前年の支払内訳書に繰り越し分を登録する前に当年の源泉納付データを編集・保存をすると、前年の支払内訳書に繰り越し分を登録して源泉納付データに反映させることはできません。源泉納付データ編集・保存後に前年繰り越し分を登録する場合は、源泉納付データの前年欄を手入力し保存します。
- 源泉納付書画面で1月納付データを表示し、年調不足超過税額が反映されていることを確認します。
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