時間外手当の計算設定は、「①時間外単価の計算設定」⇒「②時間外手当(残業手当)の計算設定」と二段階でおこないます。操作方法をご案内します。
目次
- 「時間外手当」の基本の計算式について
- 事前準備
- 手順1 時間外単価(基礎単価)の計算式を設定する
- 手順2 時間外手当の計算式を設定する
- 手順3 設定した計算式の確認(検算・シミュレーション)をおこなう
「時間外手当」の基本の計算式について
FORROUでは、時間外手当に関する既定項目として「時間外単価」および「残業手当」「休日出勤」「深夜残業」項目を設けています。これらの既定項目には、あらかじめ▶基本の計算式が設定されています。(※下記表参照)
基本の計算式から変更が必要な場合は、以下の手順に沿って設定をおこないます。
※基本の計算式のままで問題ない場合は、設定は不要です。
| 既定名称 | 基本の計算式 | 端数処理 | |
|---|---|---|---|
| 時間外手当 | 時間外単価 | ・月給者:従業員の基本給 ÷ 基礎時間 ÷ 基礎日数 ・日給者:従業員の基本給 ÷ 基礎時間 ・時給者:従業員の基本給 ※従業員情報>手当控除タブ>個別給与項目単価「時間外単価」に登録がある場合は、そちらを優先する。 ※「基礎日数」「基礎時間」は計算処理>給与マスタ>▶係数単価タブの設定値を参照。 |
なし |
| 残業手当 | 時間外単価 × 残業時間 × 残業割増率 ※残業割増率:係数単価タブで設定 (初期値:1.25) |
切り上げ | |
| 休日出勤 | 時間外単価 × 休出時間 × 休日出勤割増率 ※残業割増率:係数単価タブで設定 (初期値:1.35) |
切り上げ | |
| 深夜残業 | 時間外単価 × 深夜残業 × 深夜残業割増率 ※残業割増率:係数単価タブで設定 (初期値:1.5) |
切り上げ |
事前準備
時間外手当の計算式の作成を進めるにあたり、必要項目の入力・登録をおこないます。
■「基礎日数」「基礎時間」の入力
給与マスタ>係数単価タブで「基礎日数」「基礎時間」を入力し保存します。
役員のみが在籍する事業所で時間外手当が発生しない場合であっても、この項目が未入力のままだとエラーが発生することがあるため、便宜上の数値を入力してください。
従業員ごとに「基礎日数」「基礎時間」が異なる場合は、大多数の設定値をご入力ください。
■必要項目の追加・登録
初期設定項目以外に、時間外手当項目を追加する場合は、関連項目を設定しておきます。
-
時間外手当の支給項目
-
勤怠項目
-
割増率
手順1 時間外単価(基礎単価)の計算式を設定する
時間外手当の計算設定は、「①時間外単価の計算設定」⇒「②時間外手当(残業手当など)の計算設定」と二段階でおこないます。
💡時間外手当の計算式
時間外手当 = ②「 ①時間外単価(1時間あたりの賃金) 」×「割増率」×「〇〇時間」
まずは、事業所計算式画面の「単価の設定」タブから、「①時間外単価の計算設定」をおこないます。操作方法は▶こちらをご確認ください。
⚠ 注意
単価の簡易設定機能では、以下のようなケースに対応できます。
- 時間外単価(基礎単価)に基本給以外の手当を含む
- 従業員ごと、あるいは一部の従業員について、月所定労働時間や基礎日数・基礎時間を個別設定する
簡易設定機能でご対応いただけない複雑な条件の設定や、運用中の計算式を一部変更する場合は、▶計算式の編集タブで計算式を直接編集してください。
手順2 時間外手当の計算式を設定する
💡初期設定の下記3項目について▶基本の計算式のままで問題ない場合は、以下の設定は不要です 。
【基本の計算式】
残業手当 = 時間外単価 × 残業時間 × 残業割増率
休日出勤 = 時間外単価 × 休出時間 × 休日出勤割増率
深夜残業 = 時間外単価 × 深夜残業 × 深夜残業割増率
(※ 最終端数処理:切上 / 各割増率:係数単価タブで設定 )
任意の勤怠項目に変更する場合や、上記以外の時間外手当項目を追加する場合などに設定してください。
「①時間外単価の計算設定」が完了したら、「②時間外手当(残業手当など)の計算設定」をおこないます。
時間外手当の簡易設定機能では、以下のようなケースに対応できます。
時間外手当=「 時間外単価(1時間あたりの賃金) 」×「割増率」×「〇〇時間」
簡易設定機能でご対応いただけない複雑な条件の設定や、運用中の計算式を一部変更する場合は、▶計算式の編集タブで計算式を直接編集してください。
- 事業所画面のサイドメニュー計算処理>計算式>「手当・控除の設定」タブを選択し、「計算式作成」のプルダウン(▼)から「時間外手当の作成」を選択します。
- 時間外手当として作成する支給項目を選択します。
例) 残業手当、休日出勤手当、深夜残業手当など
- 計算式の内容を設定します。最後に「保存」をクリックして時間外手当の計算式設定を保存します。
| 項目名 | 説明 | |
|---|---|---|
| A | 勤怠の入力項目 | 計算式を設定する時間外手当で利用する「勤怠の入力項目」を選択します。 例)残業手当の場合「残業時間」、休日出勤手当の場合「休出時間」、深夜残業手当の場合「深夜残業」など |
| B | 利用する単価 | 利用する単価を選択します。 例)ステップ1で設定した「時間外単価」など |
| C | 最終の端数処理 | 計算結果に円未満の端数が発生した場合の最終の処理方法を、「処理しない」「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」から選択します。 |
| D | 割増率 | 計算式で利用する割増率を選択します。割増率を選択すると右側に設定値が表示されます。 |
| E | 1か月60時間を超える場合は超える分の割増率 | 月60時間を超えた分の時間に割増率を別途設定する場合はチェックを入れ、その割増率を入力します。給与計算時に、Aで選択した勤怠の入力値が60を超える場合、超過分に対してこの割増率が適用されます。 |
| F | 1か月「〇」時間を超える場合は超える分の割増率 | 1か月のうち任意の時間を超えた分の時間に割増率を別途設定する場合はチェックを入れ、任意の時間とその割増率を入力します。給与計算時に、Aで選択した勤怠の入力値が設定した時間を超える場合、超過分に対してこの割増率が適用されます。 |
| G | 残業時間に上限または下限を設定する | 支給対象となる時間数に頭打ち(上限)や最低保障(下限)を設ける場合にチェックを入れます。 例) ・上限=30時間と設定 ⇒30時間を超えても30時間とみなして計算します。30時間以内なら入力された時間数で計算します。 ・下限=30時間と設定 ⇒30時間以内の場合でも30時間とみなして計算します。30時間を超える場合は入力された時間数で計算します。 |
手順3 設定した計算式の確認(検算・シミュレーション)をおこなう
設定した計算式について、正しく計算されるかシミュレーションをおこなう場合は、▶計算式の確認タブをご利用ください。
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▶【計算式】単価の計算式を設定する