事業所計算式画面の計算設定タブ>時間外手当の作成方法についてご案内します。
目次
・時間外手当の作成について
・時間外手当の作成方法
・時間外手当作成の注意点
時間外手当の作成について
「時間外手当の作成」は、初期設定とは異なる計算方法で時間外手当を算出する場合に、計算式を作成するときに利用します。
初期設定では「残業手当」「休日出勤」「深夜残業」が時間外手当として登録されています。既定の計算式は以下の通りです。
既定名称 | 既定の計算式設定 | 端数設定 |
---|---|---|
残業手当 | 時間外単価 × 残業時間 × 残業割増率(係数単価タブで設定) | 切り上げ |
休日出勤 | 時間外単価 × 休出時間 × 休日出勤割増率(係数単価で設定) | 切り上げ |
深夜残業 | 時間外単価 × 深夜残業 × 深夜残業割増率(係数単価で設定) | 切り上げ |
また、FORROUでは一般的な計算方法に基づき、以下の計算式で計算単価を求めます。
時間外手当=「時間外単価(1時間あたりの賃金)」×「割増率」×「〇〇時間」 ※時間外単価は計算単価の作成または計算作成で作成された計算単価を使用します。 |
時間外手当の作成方法
- 事業所情報のサイドメニュー「給与マスタ」>計算関係>計算設定タブを選択し、「計算式作成」のプルダウン(▼)から「時間外手当の作成」を選択します。
- 時間外手当として作成する支給項目を選択します。
例)残業時間、休日出勤、深夜残業など - 以下A~Gの項目を設定します。
A 勤怠の入力項目 作成する時間外手当で利用する「勤怠の入力項目」を選択します。
例)残業手当の場合「残業時間」、休日出勤手当の場合「休出時間」、深夜残業手当の場合「深夜残業」などB 利用する単価 利用する単価を選択します。 C 最終の端数処理 計算で求められた時間外手当に円未満の端数が発生した場合の処理方法を、「処理しない」「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」から選択します。 D 割増率 計算式で利用する割増率を選択します。割増率を選択すると右側に値が表示されます。 E 1か月60時間を超える場合は超える分の割増率
Aで選択した勤怠の入力項目が時間の場合、1か月60時間を基準に超えた分の時間の割増率を別途設定する場合はチェックを入れて、その割増率を入力します。
F 1か月「45」時間を超える場合は超える分の割増率
Aで選択した勤怠の入力項目が時間の場合、1か月のうち任意の時間を基準に超えた分の時間の割増率を別途設定する場合はチェックを入れます。任意の時間とその割増率を入力します。
G 残業時間に上限または下限を設定する Aで選択した勤怠の入力項目が時間の場合、その上限または下限を設定できます。
例)
・上限=30時間と設定
⇒30時間を超えても30時間とみなして計算します。30時間以内なら入力された時間数で計算します。・下限=30時間と設定
⇒30時間以内の場合でも30時間とみなして計算します。30時間を超える場合は入力された時間数で計算します。 - 最後に「保存」をクリックして時間外手当の計算式設定を保存します。
時間外手当作成の注意点
時間外手当を作成するにあたり、以下のような条件の場合は別途手当項目を設けて時間外手当の作成をおこないます。設定方法は以下のリンク先でご紹介します。
▶法定内残業(割増のない残業手当)を設定する方法(準備中)