従業員情報の通勤手当の設定についてご案内します。
目次
設定できる通勤手当の種類
▶従業員情報>手当控除タブで設定できる通勤手当の種類は以下の通りです。
| 種類 | 説明 |
|---|---|
| 固定 | 毎月決まった金額を支給する場合に利用します。通勤課税と通勤非課税を登録できます。 |
| 計算 | 出勤日数や通勤距離に応じて変動する通勤手当を支給する場合に利用します。既定の計算設定のほか、▶計算式作成画面で作成した計算式設定も利用できます。 |
| 定期 | 1ヵ月単位の定期代や、複数ヶ月分の定期代を一括もしくは分割して支給する場合に利用します。購入金額と期間を入力するだけで、支給方法(一括・分割)に応じた支給額が自動計算されます。 ※計算>「計算設定を利用する」との併用も可能です。 |
駐車場 |
通勤手当設定にて、計算>「計算設定を利用する」 としている場合に選択できます。通勤距離が片道2Km以上で、駐車場等の料金相当額を支給する場合にご利用ください。 ※通勤手当を「固定」で支給しており、通勤距離が片道2Km以上の場合は、固定欄の「通勤課税」「通勤非課税」に金額を振り分けて入力してください。 |
※通勤手当の支給がない場合は「なし」を選択します。
通勤手当の設定方法/固定
- 「固定」を選択します。
- 「通勤課税」「通勤非課税」にそれぞれ該当する金額を入力します。
通勤手当の設定方法/計算
- 「計算」を選択します。
- プルダウンから「計算設定を利用する」か「作成した計算式を利用する」のいずれかを選択します。
「計算設定を利用する」を選択する場合
既定の計算設定を利用する場合に選択します。
入力した内容をもとに、FORROUの既定の計算設定により通勤手当を自動計算します。
| 項目名 | 初期表示 | 説明 |
|---|---|---|
| 通勤距離(片道km) | - | 片道分の通勤距離を入力します。車・二輪車・自転車通勤の場合に利用します。 |
| 非課税限度額 | 距離で設定 | 以下の3つから選択します。 【距離で設定】 ・▶国税庁ホームページ(マイカー・自転車通勤者の非課税限度額)を基準に限度額を自動計算し、課税非課税に振り分けます。 【全額非課税】 ・全額非課税とします。 【全額課税】 ・全額課税とします。 |
| 最終端数処理 | 切り上げ | 計算設定を利用した通勤手当に端数が生じた場合の最終処理方法を「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」「処理しない」から選択します。 |
| 通勤1、2 ※支給単位の異なる通勤手当を支給する場合、通勤1と2を組み合わせて利用できます。 例)電車やバスなどの交通機関のほか、車を使って通勤する場合など |
通勤1 ▶給与マスタ>基本設定の登録内容 未登録の場合は「設定なし(給与マスタ)」 ※変更する場合はプルダウンから変更します。 |
通勤手当の支給単位を以下から選択します。 ※出勤日数:計算設定では既定の勤怠項目「出勤日数」を参照します。「出勤日数」以外の勤怠項目を計算式に追加する場合は、「作成した計算式を利用する」で対応します。 |
| 単価(円) | 通勤1>単価(円) ▶給与マスタ>基本設定の登録内容 未登録の場合は空欄 |
計算設定で利用する単価を入力します。 支給単位によって単価の利用方法が異なるため、項目名「通勤1、2」の内容を確認し、単価を設定してください。 |
| 端数処理 | 通勤1>端数処理 ▶給与マスタ>基本設定の登録内容 未登録の場合は「処理しない」 通勤2>端数処理 処理しない |
「通勤1、2」の計算結果の端数処理方法を「切り上げ」「切り捨て」「四捨五入」「処理しない」から選択します。 |
通勤手当の上限額設定
「計算設定を利用する」を設定した場合のみ、▶給与マスタ>基本設定の「通勤手当の上限額」欄に入力されている上限額を加味して計算されます。(「なし」「固定」「計算(作成した計算式を利用する)」「定期」の場合は上限額は加味されません。)
通勤1、2を組み合わせる場合の利用例
例)電車と車を使って通勤する場合
電車通勤分=1日420円、車通勤(片道10km)のガソリン代=1kmあたり16.7円で設定
通勤距離(片道km) ⇒ 10
非課税限度額 ⇒ 全額非課税
※「距離で設定」にすると車通勤のみの限度額判定となるため、交通機関の交通費と組み合わせる場合は全額非課税を選択します。通勤手当を計算した結果、非課税限度額を超過した場合は、給与計算後に明細入力画面で修正します。
通勤1 ⇒ 1日ごと 単価(円) ⇒ 420
通勤2 ⇒ 1kmごと 単価(円) ⇒ 16.7
最終端数処理、通勤1、2の端数処理設定は会社規程に合わせて設定します。
「作成した計算式を利用する」を選択する場合
▶計算作成画面で作成した計算式を利用して通勤手当を計算する場合に選択します。
計算式に利用する単価がある場合は「通勤計算式通勤単価(円)」に入力します。
通勤手当の設定方法/定期
- 「定期」を選択します。
- 「+定期追加」をクリックして、定期に関する以下の項目を入力します。
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| 定期名称 | 定期代の名称を入力します。初期値は「定期代」です。 |
| 支払開始年月 | 登録した定期代の支払開始年月を選択します。プルダウンをクリックするとカレンダーが表示されます。 例)R4年4月分=2022年4月分給与から支払開始 |
| 支払終了年月 | 従業員情報に定期券の情報を残したまま定期代の支給を終了する場合は、登録した定期代の支払終了年月を設定します。プルダウンをクリックするとカレンダーが表示されます。 |
| 購入月数 | 購入した定期の有効期限をプルダウンから選択します。1~6までの範囲で設定します。 |
| 購入金額(円) | 定期代の購入金額を半角数字で入力します。 |
| 支給方法 | プルダウンから「一括」「分割」を選択します。 支給方法を「分割」にした場合は購入金額を購入月数で按分した金額を通勤手当に割り当てます。 ※按分額の端数分は支払開始年月(初月)に割り当てます。 |
「定期追加」をクリックするごとに定期代入力欄が追加できます。
削除する場合は「削除アイコン 」をクリックします。
定期代の設定例と給与計算時の通勤手当
例1(従業員A):2022年4月分給与から支給開始/6ヶ月定期/購入金額55,000円/一括支給
例2(従業員B):2022年4月分給与から支給開始/6ヶ月定期/購入金額55,000円/分割支給
例3(従業員C):2022年4月分給与から支給開始/6ヶ月定期/購入金額55,000円/分割支給 ⇒ 転勤により7月分給与で支払終了
通勤手当支給額
| 例 | 4月分 | 5月分 | 6月分 | 7月分 | 8月分 | 9月分 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.従業員A | 55,000 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2.従業員B | 9,170 | 9,166 | 9,166 | 9,166 | 9,166 | 9,166 |
| 3.従業員C | 9,170 | 9,166 | 9,166 | 9,166 | 0 | 0 |
※複数月分の定期代を一括支給する場合の通勤月割按分額は、分割支給と同様の計算方法で算出されます。
「計算」「定期」設定の併用ついて
「定期」設定は、計算>「計算設定を利用する」との併用も可能です。(「計算設定を利用する」によって算出された金額に「定期」で設定した金額が自動で加算されます。)
「作成した計算式を利用する」と「定期」の併用はできないため、併用設定をおこなうと定期欄に注意文が表示されます。
「作成した計算式を利用する」と設定したうえで、通勤手当設定に登録した定期代に関する金額を計算式に組み込む場合は、「通勤非課税手当」の計算式に以下の項目パーツを利用することで手当計算に定期代を加算できます。
【利用できる項目パーツ】 (D:計算結果・入力項目)
- 定期購入額
支給方法が「一括」の場合は「購入金額」の全額、「分割」の場合は「購入金額 ÷ 購入月数」の金額が反映します。
- 定期月割按分額
支給方法(一括・分割)に関わらず、「購入金額 ÷ 購入月数」の金額が反映します。
通勤手当の設定方法/駐車場
「駐車場」設定は、計算>「計算設定を利用する」 を選択している場合のみ設定できます。(「定期」との併用も可能です)
「駐車場」を選択し、1ヶ月あたりの駐車場代を入力します。駐車場代として登録した金額は、5,000円までが非課税通勤手当として振り分けられ、それ以上の金額は課税通勤手当に振り分けられます。
⚠ 注意
通勤距離が片道2Km以上で、駐車場等の料金相当額を支給する場合、通勤手当の非課税限度額は、「通勤距離に応じた限度額」と「1ヶ月あたりの駐車場代(上限5,000円)の限度額」の合計額とされてますが、FORROUでは、これらの限度額を個別に判定する仕様となっています。
そのため、両者の限度額を合算して一つの枠として適用する計算には対応しておりません。
国税庁が公開しているQ&Aの「Q3-1 ケースB」に該当する計算が必要な場合は、お手数ですが明細入力画面の▶一部計算機能を利用し、手修正にてご対応ください。
参考:国税庁「通勤手当の非課税限度額の改正に関するQ&A」
┗【3 駐車場等の利用がある場合の非課税限度額の計算】
(例) 駐車場代を10,000円と登録した場合、5,000円が非課税手当、残りの5,000円が課税手当に振り分けられます。
通勤手当を「固定」で支給しており、通勤距離が片道2Km以上で駐車場代を支給する場合は、「通勤課税」「通勤非課税」欄に金額を振り分けて入力してください。