事業所給与マスタの係数単価画面では、時間外手当の計算に必要な割増率の値の設定や従業員毎の単価項目などの設定をおこないます。右上の「編集」をクリックし各項目の名称変更や追加をおこないます。
目次
・係数単価設定項目の設定方法 ( 会社給与・賞与項目 )
┣係数単価設定項目の既定項目
┣係数単価設定項目の追加方法
┗係数単価設定項目の削除方法
・給与(賞与)項目>個人項目の設定方法
┣個人項目の既定項目
┣個人項目の追加方法
┗個人項目の削除方法
・給与(賞与)項目>入力項目の設定方法
┣入力項目の追加方法
┗入力項目の削除方法
係数単価設定項目の設定方法(会社給与・賞与項目)
係数単価設定項目とは、事業所全体で給与(賞与)計算に使用する係数を設定したい場合などに設定する項目です。▶計算作成画面で、設定した係数単価を使用して計算式を組むことができます。最大10項目追加できます。
係数単価設定の既定項目以外の利用例:
・1ヶ月変形やフレックス等の変形労働制の事業所における「月の所定労働時間」
・全社一律の単価で計算する手当の単価
係数単価設定項目の既定項目
以下の項目は既定項目として初期表示されます。残業手当、休日出勤手当、深夜残業手当の基本の計算式設定内容については▶既定項目の基本の計算式設定をご覧ください。
基礎日数・基礎時間 (入力必須項目) |
基礎日数:1ヶ月の平均所定労働日数 初期計算設定では、月給者・日給者の「時間外単価」「遅早単価」「欠勤単価」を計算する際に「基礎日数」「基礎時間」の入力が必須です。 未入力の場合は給与マスタ保存時にメッセージが表示されます。「キャンセル」「後で登録」「OK」のいずれかを選択してください。 ・キャンセル:保存をキャンセルし、「基礎日数」「基礎時間」を直接入力します。 |
残業割増率 | 残業手当の計算で利用する割増率(通常は1.25) |
休日出勤割増率 | 休日出勤手当の計算で利用する割増率(法定休日の場合、通常は1.35) |
深夜残業割増率 | 深夜残業手当の計算で利用する割増率(深夜残業の場合は1.5、深夜割増分のみの場合は0.25) |
係数単価設定項目の追加方法
- 「+追加する」をクリックします。
- 名称は12文字以内で設定します。
- 設定値には、給与(賞与)計算の計算式を設定する際に利用する任意の値(事業所で共通の値)を入力します。時間は10進法で登録します。(例:7:30→7.5)
- 「保存」をクリックします。
【項目追加・登録内容変更時の注意点】
- 名称を空欄に設定することはできません。
- 既定名称が設定されている項目を、別の用途の係数単価として利用するために既定名称を変更することはご遠慮ください。FORROU内で既定項目の計算式や、自動判別の要件として利用している項目もあるため、別の用途で新しく設定する場合は、「+追加する」から項目を追加してご利用ください。
- 変更後の内容は、変更後に新規給与(賞与)の「▶データ領域」を作成した時点から反映されます。
- 既に確定済の給与(賞与)データには変更内容は反映されません。
係数単価設定項目の削除方法
削除する場合は削除欄のチェックボックスにチェックをいれて「保存」します。
【削除する際の注意点】
- 初期表示されている既定の係数単価項目は削除できません。
- 計算式で利用している係数単価項目は削除できません。計算式を変更後に削除します。
給与(賞与)項目>個人項目の設定方法
個人項目とは、計算式に利用する単価や固定値などを従業員毎に設定する場合に利用する項目です。設定すると、従業員情報の手当控除タブ内、個別給与(賞与)項目単価から単価等を登録できます。
個人項目は、計算式を設定して単価を算出して運用することもできます。
個人項目の既定項目
以下の項目は既定項目として初期表示されます。「時間外単価」「欠勤単価」「遅早単価」は自動計算により単価を算出することもできます。基本の計算式の設定内容は▶既定項目の基本の計算式設定をご覧ください。こちらの項目は単価を計算によって算出するのではなく、従業員情報で個別に登録する場合に使用します。
時間外単価 | 残業手当、休日出勤手当、深夜残業手当の基本の計算式で利用する割増前の単価 |
欠勤単価 | 欠勤控除の基本の計算式で利用する単価 |
遅早単価 | 遅早控除の基本の計算式で利用する単価 |
個人項目の追加方法
- 「+追加する」をクリックします。
- 名称は12文字以内で設定します。
- 「保存」をクリックします。
-
従業員情報>手当控除タブ>個別給与項目単価で単価を入力します。
【項目追加・名称変更時の注意点】
- 名称を空欄に設定することはできません。
- 既定名称が設定されている項目を、別の用途の個人項目単価として利用するために既定名称を変更することはご遠慮ください。FORROU内で既定項目の計算式や、自動判別の要件として利用している項目もあるため、別の用途で新しく設定する場合は、「+追加する」から項目を追加してご利用ください。
- 変更後の内容は、変更後に新規給与(賞与)の「▶データ領域」を作成した時点から反映されます。
- 既に確定済の給与(賞与)データには変更内容は反映されません。
個人項目の削除方法
削除する場合は削除欄のチェックボックスにチェックをいれて「保存」します。
【削除する際の注意点】
- 初期表示されている既定の個人項目は削除できません。
- 計算式で利用している個人項目は削除できません。計算式を変更後に削除します。
給与(賞与)項目>入力項目の設定方法
勤怠項目や手当項目とは別に、明細書や支給控除一覧には表示しないが、給与(賞与)計算に使用する項目や、毎月変動する単価がある場合は、入力項目に登録します。登録すると給与(賞与)入力計算画面に入力項目が表示されます。
入力項目の追加方法
- 「+追加する」をクリックします。
- 名称は12文字以内で設定します。名称を空欄に設定することはできません。
- 「保存」をクリックします。
【項目追加時の注意点】
- 変更後の内容は、変更後に新規給与(賞与)の「▶データ領域」を作成した時点から反映されます。
- 既に確定済の給与(賞与)データには変更内容は反映されません。
入力項目の削除方法
削除する場合は削除欄のチェックボックスにチェックをいれて「保存」します。
【削除する際の注意点】
計算式で利用している入力項目は削除できません。計算式を変更後に削除します。