月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金を支給する場合に、「(総)残業手当(割増率 1.25)」と「60時間超手当 (割増率 0.25)」を分けて計上する方法をご案内します。
目次
・事前準備
・「(総)残業手当(割増率 1.25)」と「60時間超手当 (割増率 0.25)」を分けて計上する
┣①総残業時間と60時間超残業時間を分けて入力する場合
┗②総残業時間のみ入力する場合
事前準備
事前に、下記の設定をおこないます。
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時間外単価の設定
計算設定タブの「計算単価の作成」より時間外単価の設定をおこないます。
詳細は▶こちらをご確認ください。
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残業手当の設定
計算設定タブの「時間外手当の作成」より残業手当の設定をおこないます。
詳細は▶こちらをご確認ください。
「(総)残業手当(割増率 1.25)」と「60時間超手当 (割増率 0.25)」を分けて計上する
「(総)残業手当(割増率 1.25)」と「60時間超手当 (割増率 0.25)」を分けて計上する場合は、勤怠項目の入力方法に応じて、「総残業時間と60時間超残業時間を分けて入力する(①)」あるいは「総残業時間のみ入力する(②)」方法があります。
① 総残業時間と60時間超残業時間を分けて入力する場合
- 給与マスタで下記3項目を登録します。
・給与マスタ>▶勤怠タブで「60時間超残業時間」を追加登録します。
・給与マスタ>▶手当控除タブの給与手当欄で「60時間超残業手当」を追加登録します。
・給与マスタ>▶係数単価タブの会社給与・賞与欄で「60時間超割増率:0.25」を追加登録します。
- 給与マスタ>計算関係>計算設定タブの「時間外手当の作成」で「60時間超残業手当」の計算式を作成し保存します。勤怠の入力項目は「60時間超残業時間」を選択します。
時間外手当の作成機能の操作方法は▶こちらをご確認ください。
- 給与マスタ>計算関係>▶計算確認タブより「60時間超残業手当」の計算式の設定内容の確認と検算をおこないます。なお、こちらのケースの場合は事前準備で残業手当の計算式を設定しているため、「(総)残業手当(割増率 1.25)」の計算式を変更する必要はありません。
- 給与計算を開始しているデータがある場合は、給与計算画面の左上「条件変更」から現在の給与マスタに更新後、再計算をおこなうことで、設定内容が反映されます。詳細は▶こちらをご確認ください。
② 総残業時間のみ入力する場合
※「残業時間」だけを参照し計算をおこなうため、その他の時間外労働(休日出勤、深夜残業等)も含めた時間での計算機能は搭載しておりません。
- 給与マスタで下記2項目を登録します。
・給与マスタ>▶手当控除タブの給与手当欄で「60時間超残業手当」を追加登録します。
・給与マスタ>▶係数単価タブの会社給与・賞与欄で「60時間超割増率:0.25」を追加登録します。
- 給与マスタ>計算関係>計算設定タブの「時間外手当の作成」で60時間超残業手当の計算式を作成し保存します。勤怠の入力項目は「残業時間」を選択します。
時間外手当の作成機能の操作方法は▶こちらをご確認ください。
- 給与マスタ>計算関係>計算作成タブで、下記を選択します。
・項目グループ:支給
・作成項目:60時間超残業手当
直接作成欄で、「残業時間」のパーツを MAX(残業時間-60,0) に置き換えて「保存」します。
<操作イメージ>
※直接作成欄では計算式を変更したい位置にカーソルを置き、計算式を直接入力することが可能です。また、各種パーツはダブルクリックすることで直接入力欄に挿入することも可能です。「E:等号・符号」欄のパーツはクリックで挿入します。直接作成欄の操作方法は▶こちらもご参考ください。
- 給与マスタ>計算関係>▶計算確認タブより「60時間超残業手当」の計算式の設定内容の確認と検算をおこないます。
- 給与計算を開始しているデータがある場合は、給与計算画面の左上「条件変更」から現在の給与マスタに更新後、再計算をおこなうことで、設定内容が反映されます。詳細は▶こちらをご確認ください。
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